180mmレンズ 作例

美女シルエットに夕焼けグラデと星空ぽつぽつ

美女シルエットに夕焼けグラデと星空ぽつぽつ

 そのまんまのタイトルですが、3画像の多重合成・比較明。 一枚目:美女のシルエット 二枚目:広島市内、今年正月の日没後グラデーション 三枚目:昨年、ダム湖で撮影した星空(露光不足でほとんど写ってない)  二枚目を明るくしたほかは、元画像jpegのままです。重ね位置についてはそれなりに調整。イグジフデータは、美女シルエットのもの。  アニメ「銀河鉄道999」(映画版)に登場する闇の女王プロメシュームは、悪役ではありますが、その漆黒の衣装に星空がレイヤードされていて、その登場シーンは息をのむばかりの美しさです。  当時、高校の演劇部で音響と照明を担当していた私は、スポットライトとフットライトとホリゾントライトを組み合わせて、人物のシルエットを使って、そのシーンに(ほんの少し)近いものを再現してみたことがあります。    こうした多重合成は、撮影技法ではなく、後処理技法の一種ですが、少しだけ、こういうイメージを持ちながら、多重合成用のパーツを集める撮影をすることもあります。で、暇なときにごそごそと作業するのです。(フォルダに「多重パーツ」というのを作ってあって、せっせと貯めている)  イメージクリエイトというジャンルもあるのですけど、こういう作業をしていると、かみさんがのぞきにきて、「またやってる!」と怒るのです(TT) 「不思議の国のアリス」を多重合成で表現する試みは、夏休みの宿題としてそれなりに完成したので、また別途投稿します。うんうん。

イマジナリ再び

イマジナリ再び

 広島市植物公園の睡蓮。定番の、水面映りこみショット。  立ったりしゃがんだり寝転んだりして、というのがお客さんが少ないのでやりやすかった、夏休み終盤の日曜日。  休み中、読んでいる小説は司馬遼太郎氏の「花神」。上中下の三巻で、70年代から愛読してます。幕末・明治初頭の軍政家、大村益次郎と、シーボルトの娘、楠本イネの物語で、1977年に大河ドラマにもなりました。(正確には他の司馬作品とのフランケンシュタイン)  今から10年ほど前、益次郎の出身地、鋳銭司村(現山口市)を仕事で訪れたとき、現地の人と雑談するにあたって「花神」を話題にしたところ、反応が芳しくありません。益次郎とイネのロマンスについては、創作性が濃く、異論が根強いそうです。  このことは、70年代末に雑誌「歴史読本」の特集「子孫に聞く幕末の偉人100人」で、益次郎の子孫(正確には養子をまじえての子孫で血族ではないはず)が、「司馬先生はよく史料を調べておられ、人柄の描写にも抵抗はない、ただし奥方の実家筋では、イネさんとの関係や、奥方の描写について異論があるようだ」とコメントしていたのを記憶してます。  司馬氏は、益次郎ゆかりの人物の子孫との会話で「益次郎とイネは恋仲だっただろう」という着想を得て、この物語を執筆しているので、その視点で史料により肉付けをしていた結果が「花神」であり、実際に両者には師弟関係もあったので、絶対そんなことはない、とは言えないのでしょうが、益次郎は劇中でも非常にブ男の朴念仁に描かれており、果たしてこういう男性に絶世の美人が惹かれるのかな、と疑問にも思います。  司馬氏は劇中で、イネの保護者である二宮敬作をして益次郎に「あなたは女性に対して堅牢なお心をお持ちだから、安心してイネを任せられる(まさか醜男=ぶおとこ、とは言えない)」と言わしめていて、大河ドラマでも、二枚目俳優とは言えない中村梅之助氏を益次郎にあてがわれています。  一方、イネは浅丘ルリ子さん。栗原小巻さんと並んで、当時、美人女優の代表格。エキゾチックな顔の造りが、ドイツ人(祖法に触れるため、オランダ人と詐称していた)であるシーボルトを父に持つハーフ、という設定がしっくりくる配役でした。  「なんで地元の英傑の、不倫話を一年かけて見せられなきゃいけないんだ」という意見もわかるのですが、小説、ドラマともに、イネさんと益次郎のシーンはみずみずしく、特にドラマに描かれた、宇和島の浜辺でオランダの唱歌を二人で口ずさむシーンは、素朴な情感にあふれ、学問を絆とする二人の関係をよく演出しています。 (総集編は現在でも視聴可能、このシーンも収録されている)  また、奥方の琴さんもそんな悪女、悪妻に描かれているのではなく、「よくしたい、よい妻でありたい、という気持ちが強すぎる」「嫉妬心は強いが、全般に田舎ではありふれた、普通の女性」として描かれ、悪い印象はありません。ドラマでの配役も、加賀まりこさんと、これも当時の美人女優です。  原作小説では、奥方とイネが遭遇するシーンはないのですが(司馬作品全部は読んでないので花神以外にあるのかも)、ドラマには益次郎の死にあたって、両者が対面し、奥方が恨み言を言うシーンがあります。このシーンもヒステリーを起こすのではなく、「私たちは、一人の男の別の側面、いわば別の男を愛していた(だから、恋敵ではない)」と独白して、物語に幕を引く役どころでした。  司馬氏は、中村梅之助氏の演技にたいそう満足した、と聞いてますが、司馬氏も、中村氏も今は鬼籍にいられました。昭和も昔になりにけり、というやつです。  

まだ涼しかった7月と酷暑の8月

まだ涼しかった7月と酷暑の8月

 防府天満宮七夕祭り。まだこの頃は涼しかったです。    休耕していた田んぼに作付けを行うと、夏に雑草がわんさと生えるのはわかり切ったことで、ここ数年、夏に草取りを行うのは恒例行事になってますが、昨年、一昨年と比較しても、今年は暑い気がします。  雑草って名前の植物はないよーと怒られそうですけれど、この場合はごめんなさい全国雑草愛好会の皆様、こちらは世界除草連盟日本代表ということで、引っこ抜き続けます。そう、畦の草は草刈り機で対処できますが、水田の中の雑草は引っこ抜かなきゃだめです。そうしないと、地表付近の固い茎が、コンバインやバインダーを痛めるし、また成長してしまう恐れもあるから。  ヒエやその他の雑草が茂ると、イネより背が高くなって発育を阻害する、害虫が湧く、収穫時に籾に混入する、といいことナッシングなのであります。というわけでずごずごずごごご、と引っこ抜き続けて、雑草の山を築くまでが私のお仕事で、それを干して乾かして焼却するのが兄の仕事。  岡山から広島に帰る道すがら、山陽自動車道から見える壮大な夕景が楽しめました。久々に彩雲も見ることができ、田んぼの神様からのご褒美かな、と。田んぼ作業日は、原則として写真のお休み日なので、カメラを持ってなくて撮影してませんが、心に残りました。